資源循環ROOM
~資源循環について学ぼう!~
資源循環について学ぼう!
ごみ問題ってなに?
食品ロスってどんな問題があるの?
プラスチックごみでどんな問題が起こっているの?
循環型社会ってなに?
静岡県の現状
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ごみの排出量
毎日の生活の中で、家庭などから出るごみの量は、日本全体で年間約4,200万トン、静岡県では約120万トンになります。これは、みなさん一人ひとりが約900グラムのごみを毎日捨てていることになります。
静岡県では、捨てられたごみのうち、約21万トンを再び資源として使えるようにリサイクルしている一方で、燃やしたあとに残った灰など約5万トンを埋めて処分しています。
たくさんのごみを燃やすことで地球の温暖化が進んでしまうほか、埋立処分場が一杯になってしまうと、新しい処分場をつくるために、海岸を埋め立てたり、森林を切り開くなど、自然環境を大きく変えることにつながってしまいます。 -
食品ロスの状況
日本では、年間で約500万トンの食品ロスが発生しており、一人当たり毎日おにぎり1個分の食品を捨てていることになります。
このうち、静岡県の食品ロスは約17万トンとされています。 -
海洋プラスチックごみの現状
海に流れ出ているプラスチックごみ(海洋プラスチックごみ)の量は、世界全体で少なくとも年間800万トンもあり、このまま何の対策もとらなければ2050年には、海洋プラスチックのごみの重量が魚の重量を上回ると予測されています。
海洋プラスチックごみは波などで砕かれて、「マイクロプラスチック」と呼ばれる細かい破片になります。魚などがこのマイクロプラスチックをエサと間違えて食べてしまったり、傷ついてしまうことがあります。また、私たちは、汚れたマイクロプラスチックが体のなかにある魚を食べていることもあり、体に悪い影響が出てしまうのではないかと心配されています。
静岡県は、伊豆半島、駿河湾、遠州灘に至る約500㎞の海岸線を有しており、豊かな自然や水産物に恵まれています。一方で、過去に静岡県が行った調査では、1㎡あたり4,000個ものマイクロプラスチックが見つかった海岸もあり、多くのプラスチックごみが海に流れ出ていることが分かりました。
静岡県はこんなことに取り組んでいます
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ごみをできるだけ出さないようにする社会の提案
静岡県では、「ごみを捨てる社会」から、「再利用してむだにしない社会」へ変えていくために、「3R(スリーアール)」として、リデュース(Reduce:ごみをできるだけ出さない)、リユース(Reuse:くり返し使う)、リサイクル(Recycle:もう一度資源にもどす)を進めています。
例えば、ごみをできるだけ出さないようにするためには、
〇リデュース…使い捨てのレジ袋や紙コップのかわりにマイバッグやマイボトルを利用する
〇リユース…着られなくなった服などは中古ショップで販売し、再び誰かに使ってもらえるようにする
〇リサイクル…ペットボトルはお店で回収して新たな材料にしてもらう
などのような取組です。
社会全体でこの3Rを進めるために、さまざまな企業、団体が活動をしています。みなさんも社会の一員として、どのようなことができるのか、具体的に考え、行動してみましょう。
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食品ロスを減らすための取組
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海洋プラスチックごみを少しでも減らすために
海洋プラスチックごみは海で捨てられているのではなく、7~8割が私たちのくらしから出るごみで、陸から発生したものであると言われています。
軽い気持ちで捨てられたペットボトルや空き缶などが、川や水路をつたって日本の海に流れ着いています。海はつながっているので、世界中に広がっていくこともあります。
こうしたごみを少しでも減らすために、静岡県では、3Rにリフューズ(Refuse:ごみになるものを断ろう)、リターン(Return:ごみを持ち帰ろう)、リカバー(Recover:清掃活動に参加しよう)を加えた「海洋プラスチックごみ防止6R県民運動」を2019年度からはじめており、毎年、清掃活動に多くのみなさんが参加しています。
何ができるかみんなで考えてみよう!
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キーワードは“もったいない”
- 必要なものをできるだけ長く、大切に使っていこう。
- 普段の生活の中で「もったいない」を意識して、無駄なものを買わないようにしよう。
- 可能な限り繰り返し長く使うことを心がけよう。
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ごみの分別をしっかりやろう
- ごみを「燃えるごみ」「資源になるごみ」「プラスチックごみ」「びん」「缶」などに分別して正しく捨てよう。
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食べ物は、無駄なく使って、残さず食べよう
- 普段から「買いすぎない、使いきる、食べきる」を意識して生活しよう。※
- どうしても余ってしまう食品や使う予定のない食材などを「フードバンク」に寄付しよう。
- ※毎日、必要な分だけを買い、できるだけ全ての食材を使いきり、食事は食べ残さないようにしよう。
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清掃活動へ参加しよう
- 「ごみを出さない・ポイ捨てしない」「ごみを拾う」という行動を起こそう。
- 川や海岸などで、ごみを拾う清掃活動に参加しよう。
もっと知りたくなったら
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こども環境白書 | 環境省
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